2018年01月17日

着物の仕立て

亡き母の遺した着物をまた一枚ほどいてみました。
驚くべきことに、たった4枚の大きな長方形のパーツからなり、
ほどいて洗ってなお、折りたたむと簡単に元の形を復元できます。

着物の仕立て

そして広げてみると、おそらくはただの1cmも無駄にしていないであろう
裁断前の完全な長方形に戻ります。

着物の仕立て

いつもほどきながら、手縫いによる丁寧な一針一針、
何度でも仕立て直しができるよう考えられた工夫に驚くばかりです。

素晴らしい日本文化なのに、私自身、全く継承できないことがとても残念です。
さらにはいいようにはさみを入れ、ミシンでザーッと縫ってしまう。
いい罰当たりなのかもしれませんik_75



明日は、センター試験後の子供たちと顔をあわせます。
どんな結果を報告してくれるでしょうか?
ドキドキします。


Posted by Let's study together at 22:29│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは。
わたし達は家庭科で
洋裁や編物の実技はあっても
和裁は無かったですよね。
母は和裁がしたいがために
高等小学校?に行かせてもらった と
言っていましたが
わたしは赤ちゃんの産衣すら縫えません。
母は確かに書いたり読んだより
縫うことが好きで浴衣の縫い方を
教えてもらおうとしていたら
朝は単ものだった生地が仕事から
帰宅したら仕上がっていた…が
ありました。
先生はリメイクして着てらっしゃるから
お母さまも着物も喜んでいると思います。
今度は何になるのでしょうか。
仕上がりを楽しみにしています。
Posted by 串子 at 2018年01月18日 00:53
こんばんは
いつもありがとうございます。

同じ年ですものねぇ・・・共通点だらけです。
昔の女性が誰でもやってきたことが何もできません。
方法を知らないだけでなく、工夫する知恵、
忍耐強くこつこつとりくむ頑張り・・・・
どれも負けてますね。

そのかわりにできることって何かあるでしょうか?
悲しいことに何も思いつきません。

リメイクして生かせば、捨ててしまうよりましですが、
ほんとは着物として生かしてほしがっているでしょう。
せめて、着物として、そして一生懸命仕立てられた方へ
敬意を表したいと思います。
Posted by Let's study togetherLet's study together at 2018年01月18日 21:49
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